頭が悪い人って話が通じない・・・って思ったことはありませんか?
Googleのキーワードでも、けっこう気になって一緒に検索される方が多いようです。
なぜか、自分の方が悪者にされていたり、妙に被害者意識が強かったり。
勝手な解釈で怒ってしまったり。
この記事では、「なぜ頭が悪い人は話が通じないのか?」「対処法ってあるの?」を解説していきます。
頭が悪い人って「どんな人?」
少し話しただけで「うわ・・・この人とは話がかみ合わなそう」と思ってしまう人の特徴はどんな人なのでしょうか?
知恵袋など、ネットで収集した皆さんの意見をまとめました。
- 噂話をすぐに信じる人
- 自分を賢く見せようとする人
- 自分の話ばかり押し通そうとする人
共通点として、「こちらの意見をまるで聞こうとしない」というのがあがります。
つまり思い込みが激しいということ。
思い込みが激しいというのは「自己主張は強い」のですが、一方で柔軟性に欠けて多様な価値観から物事を考えられないということにつながります。
話が通じない人は疲れる?
話が通じない人といると、神経がすり減っていくのは確かです。
しかし、知恵袋にこのような質問を見つけました。
「頭悪い人と話すと会話が成り立たないから疲れる」って言ってるやつはそいつ側にも問題がありますか?自分が頭が良い側の人間だと思っての発言なんでしょうけど、本当に頭回るならちゃんと相手に伝わるようにしゃべるくらいのことはしますよね?
(知恵袋より引用)
「こいつ、頭悪いから話通じなくて、マジでだるいわー」って言っている人こそ「マウント」であり人を見下しているということもあります。
マウントとって「自分を賢く見せようとする人」を世間では「うわ・・・・自分のこと賢いと思ってるんだろうな~この人」って感じます。
つまり、「他人のことを頭悪いから話が通じないな、この人」って思った時点で、その人も頭悪いってことになりますね。
注意!!
他人を「頭が悪いと決めつけてしまう」と、特大ブーメランを食らってしまう。
それを踏まえたうえで、「話が通じない人の理由」を解説していきますね。
話が通じない人に限って【プライドが高い】
話が通じない人は、「自分の主義・主張」が正しいと思い込んでいるということがあります。
誰でも、「自分は正しい」というのはある程度は会っていいと思います。
自分は正義側の人間であり、善の側でありたいと願うのは、どんな人でも心理的にはあるからです。
というか「自分が悪い人間で裁かれるべき人間である」という罪悪感に耐えられないといったほうが正しいかもしれませんね。
だからこそではありますが、「自分はこの世の正義だと奢らないように心がける」必要がでてきます。
障害者団体や、環境保護団体、政治団体など、ある種の「主義・思想でつながる可能性のある」ものは、すべて「自分たちから見た主義・思想・考え・価値観」が正義であると思い込んでしまいがちになります。
しかし、それが誰にでも当てはまる絶対的な正義としては成り立たないことは理解する必要があるのですね。
それを理解するためには、「自分は正しくない可能性があること」と受け入れる器が必要になってきます。
プライドが高い人は「自分が正しくないことを言うこと」を受け入れることができないのです。
注意!
それは本当は劣等感の裏返しであり、プライドが高いとは言わないのですが一般的なプライドのイメージで解説しています。
だから、「自分が正しい」と主張するような(頭の悪いとされる人)はプライドが高く見えるということになります。
頭が悪い人はなぜ話が通じないの?【理由】
頭が悪い人は、具体的には「なぜ話が通じないのか?」を解説していきます。
- IQが違いすぎる
- 感情論だから
- 自分が正しいと思ってる
- 相手を理解しようとしないから
- 価値観が違うから
ポイント
ポイントは「視野の狭さ」と「自分が正義」という2点を根底にもっているということになります。
それでは解説していきます。
①IQが違いすぎるから
まず、人はIQが違いすぎると会話が成立しないと世間でまことしやかに言われています。
ちょっと論文が見つからなかったので、参考程度にしてくださいね。
かなり精度が落ちるのですが、「話が通じない」というテーマ自体が「主観にもとづく」ので知恵袋での論争を参考にみてみましょう。
IQが20違うと会話が成立しないといいますが、本当ですか?
(知恵袋より引用)
この質問に対して、ある人はこのように回答しています👇
それはあると思います。
私はIQが125以上で計測不能だったのですが、話が合うのは東大や京大、医学部にいった連中だけです。
他の人たちには本心は理解してもらえません。
(知恵袋より引用)
どうやら、この人は普通の人(この人の定義はわかりませんが)に思った通りのことを話すと「信じてもらえない・嘘つき」と思われることが多いそう。
しかしIQの高い連中には面白いやつと思われるのだそう。
これは、直観では「興味や視点が違う」だけの気もしますが・・・
やはり「ダンスの世界」の人と「研究職」では、クリエイティブな自己表現VS仮説・検証&データ命になってきますので、話はかみ合いません。
これは、芸術が理系には理解できない。
理系を芸術が理解に苦しむ。
というのと近くて、本当に興味の差だと思うんですね。
ですので、この知恵袋の質問の場合は、主観なので「IQの差」が原因であるとは、まだ立証はできかねます。
(しかし本人が話が通じないと言っているのでそれは本人の中では事実です)
結論としては、「話が通じない=頭悪い」と相手を決めつけている時点で、先入観のような気もします。
結局のところ、自分の想いや意見や感じ方を「よくわかっている人=頭いい人」と思っているだけなのではないでしょうか・・・?
例えば、優勢思想の人が「障害者を排斥するために出生前診断を推進」と主張したとします。
それに「賛同する人」は、その優勢思想を持っている人から見たら「よくわかってる=賢い人」ということになってしまうのです。
しかし、また別の価値観やそれに反対する思想を持つ人から見たら、「それが賢いか?(頭がいいか?)」とは思ってない場合もあります。
「選民意識を持つなんて、愚かしい」と逆に頭が悪い人だと評価することもあるかもしれません。
ポイント
つまり、IQの違いよって「話が通じない」のではなくて「価値観・思想・主義・思想」などの見ているものの違いが「話を通じなくさせている」という結論です。
②感情論だから
頭が悪い人が話が通じない2番目の理由は「感情論」だからです。
そもそも、「論理的・合理的」と「感情」は話がかみ合わないのがあたりまえです。
いきなりM9.5の地震が起きたとします。
その時に、自衛隊でも消防士でもいいのですが「公的に助ける」職業をあなたはしているとします。
しかし、妻から電話で「子どもが下敷きで早く助けないと死んでしまうの」と一刻を争う狼狽した助けのメールと着信が何件も届きます。
でも、自分は災害救助のために家族を優先してはいけないことを知っています。
そのときに、感情論で動くか?論理・合理性で動くか?ということです。
あなたは災害救助の指揮をとっているとします。
ほったらかして家族の元へ向かったら、子どもは助かる可能性はある。
その代わり、現場の指揮系統は混乱して、30人くらい助かる命が失われるかもしれません。
感情論で話している人と、「論理的・合理的」に解決しようとしている人は、話が通じないことがあります。
特に感情論で話している人は「視点が狭くて見えない感情」をベースにしているために
やや独善的な相手の立場を考えない主張をすることが想定されます。
感情が強まっている人とは、話し合いというのがそもそもできないのです。
そのため、感情論に陥っている人を、私たちはしばしば「話が通じない」と思うことになります。
しかし、感情論をぶちかます人から見たら「同じ感情を有するもの」は話が通じると思ってたりします。
③自分が正しいと信じてるから(多様性を理解しようとしない)
話が通じない人は「自分を正しい」と信じているからというのがあります。
自分の意見が正しいと思ってしまうと、他の人の意見は「間違っている」と耳を貸さなくなってしますのですね。
最初から「シャットダウン」してしまうということ。
本来、人というのは自分は自分でしかありません。
つまり、自分の視点は一度に1つが限界なので、自分以外の他の人の視点を借りたりしながら、「テーマに対する理解」を深めていくものです。
自分でしかないので、他の考え方や視点は、さまざまな人から見聞きする必要があるのですね。
そのためには、「自分の意見が絶対だ」と思わないということが大事です。
自分は「間違うし、正しくないこともある」としっかりと認識することです。
ポイント
これは「自分なんて間違うし・・・」と自信なさげに卑下することではありません。
「自信なんてないですよ」と自信を持つことなんですね。
「私にはわからない」ということを「わかっている」ことです。
④相手の話を聞こうとする姿勢がないから
頭が悪い人が話が通じない理由4つめは「相手の話を聞こうとしない」です。
どうしても「自分が正しい」が前提にありますので、「自分を疑わない」のですね。
自分を疑うというのは、自己不信になることではありません。
- 「自分の考え方よりもいい考えはあるかもしれない」
- 「自分はこれが見えているからそう思っているけど、そもそも○○は問題視すべきだろうか?」とかです。
相手の話を聞く姿勢というのは、実は相手からはじまるのではないのです。
自分をゆるめて、はじめて相手を受け入れらるのです。
なので、「自分の正しさ」をゆるめていく=ちょっと疑問を投げかけてみる
これをまったくする余地がない、あるいは「そんなことすら思わない」。
それが「話が通じない人」です。
⑤価値観・目指している物が違いすぎるから
話が通じない人の理由5つめは「価値観・目指すものが違う」からです。
そもそも、対話・話というのは相手がいないとできないです。
相手に自分の意見だけを「つらつら」と述べているのは「一方的な自己主張」です。
それは相手の有無は関係ないんです。
ポイント
話が通じない人はこの「相手と交渉する・すり合わせる・着地点をさぐる」というのが抜け落ちています。
価値観や方向性が、ぴったりと同じというのはまずありえません。
なので、「相手の方向性・実現したいこと」などの要求をヒヤリングしたうえで、「自分が実現したいこと・自分にできること」を示して、すり合わせて「じゃあ、これでいかがでしょうか?」と了解を取り付けていくのが話し合いです。
ですが、前述のように「自分の正義を相手に押し付けようとする」時点で、話し合いができなくなってしまいます。
これは、もう相手へのリスペクトがない状態ですから、話が通じるわけがありません。
価値観や方向性の違いというのは、けっこう大きな仲たがいの元となってしまうものです。
しかし、その中においても「こういう点においてあなたと私には共通していますよね。これは双方にメリットがあるから、とりあえずこの部分においては、こうしていきませんか?」というのを作っていくのが必要なのです。
例えば、そうですね。
よく学校と親と教師でTwitterでレスバ(レスポンスバトル=口論)が繰り広げられているのを見ます。
そのとき教師も親も「子どもが授業に参加できるようにしたい」という方向性が同じだとします。
同じなのに「両者が相手のせい」にしていたら、落としどころは見つかりません。
先生は、発達障害の子に手を焼いている。
親はどうにか自分の子どもが疎まれていて気持ちをわかってほしい。
その場合、感情論で見ている方がやや形成は不利になりますが
学校側の実現したい状態と考えうる問題点(障壁となるもの)をあげて、親側も「実現したい状態」をあげるのです。
そのときに「この条件ならばOK」の合意をしっかりと結ぶことです。
それをふまえて、実現できそうなことを模索して話していくのが、そもその「話が通じた」ということです。
ポイント
価値観が違うときは、価値観が違うので話にならない!!ではなくて、違う中でも「一致する点(折り合える点)」を見つけることを相手への敬意をもってしていくというのが大事です。
そのためには、やはり「敬意」が大事です。
相手の仕事の大変さや、自分が享受してる恩恵を書き出しみたりすると、おのずと相手への「敬意」が生まれます。
その仕事ぶりへのリスペクトがなければ「方向性が違う中で折り合いをつける合意形成」はむずかしいものがあるのです。
どちらか一方がこのマインドを持てなくなった時点で、話し合いはする意味がありません。
話が通じない人の対処法って?
お互いにしていることに敬意を払わないと、話しあいはできないというのが私の持論です。
つまり「頭が悪いから話にならない」とかではなくて、相手へのリスペクトの問題です。
だからこその記事です。
しかし、中には信頼関係が崩れて「話しあいができない状態」になってしまう場合があります。
その場合の対処は3つしかありません。
- あきらめる
- 相手にあわせる
- 相手を理解する
①あきらめる
話が通じなくなて、混乱を極めているときにできるのは「いったんあきらめる」ことです。
人間関係というのは、人との関係ですからベースは「信頼関係」があると思います。
なので、信頼関係が崩れているのを戻すというのは至難の業です。
できなくもないですが、相手から「自分を信頼してください」と言われてできるものではないです。
そのため、自分からまずは「信頼」を取り戻す努力も併せて行わなければならず、かなり主体性がいるので相手次第となってしまいます。
ですから、「あきらめる」しかない場合もあります。
自分が相手と信頼関係をつなぎなおそうと思っていても、相手がそう思っているとは限らないからですね。
なので、「あきらめる」(ちょっと冷静になる)のは必要です。
②自分が相手に合わせる
どうしても話が通じずに、相手が怒っている場合、あなたが許容できるのであれば「相手にあわせる」という選択肢もあります。
というか、相手が合わせてくれない(こちらに歩み寄らない)場合、自分が歩み寄っていくしかないです。
しかし、問題があります。
- 相手が歩み寄らないので、こっちばかり損な提案をされる
- 相手がこちらの妥協に一切、感謝してくれない
- 結果、メンタルがやられる
つまり、相手の言っていることばかり聞いてしまうということです。
これは「負荷・負担」が大きくなるので、できないときは「ムリです」というなどの対策が要ります。
ポイント
相手に「それは・・ムリです」と言われたら負けだと思ってください。
本来、対人調整力が優れている人ならば「相手ができそうか?」配慮して聞いているはず。
それを相手から言わせてしまった時点で、相手への配慮が足りなかった自分を恥じましょう。
③相手を理解する
話が通じない人への対応として、「相手を理解する」というのがあります。
本来、この①~③は相手側もやるのがベターです。
お互いに歩みよる姿勢がなければ、人というのは協力できないからです。
なので、相手が怒ってるときに「何を怒っているのだろう?」と理解することはとてもいいことです。
しかし、相手がこちらの立場や顔や背景をまったく理解するつもりがない人の場合、やるだけ損なので、しなくてもOKです。
感情を分析するのは、けっこう労力がいります。
自然に「そうなんだろうな」と直感するならともかく、自分ばかり配慮しても疲れるだけです。
なので、そこは臨機応変にエネルギーを温存していきましょう。
【頭が悪い人は話が通じない】と思ってる自分はどうなのか。
あの人は、頭が悪いから話が通じない!!と思いたくなる気持ちはわかります。
頭が悪いから話が通じないのではなく、「話が通じないから頭が悪い」と決めつけるのは早急です。
人は、前述したように「自分の言っていることを誰でも正しい」と思ってるようなところがあります。
繰り返しますが「自分の言っていることを理解する人=よくわかってるじゃん!!」って思うものなのですね。
要するに、あなた自身が「自分の話が(相手)に通らないこと(理解してもらえないこと)」について、相手の頭が悪いからだと決めつけてる可能性もあるということ。
その時点で、あなた自身も相手から見たら「話を分かってくれない相手」です。
つまりお互いに「アイツは話が通じないヤツだ!!」と思い合っていることになりますね。
本当にあなたが頭のいい人であったら、相手に自分の話が通じないことを理解できるはず。
赤ちゃんに「歩けないやつだ!!」と怒りますか?
怒らないですよね。
だって、そういうものなんだから。
話が通じない人は頭が悪いのではなくて、その人はそういうものなんですね。
「あ、この人は通じない側の人か。」って思うだけです。
つまり、争うだけムダです。
どうしても話が通じないといけないビジネスなどでは困るでしょうが、プライベートではいいと思いますね。
放っておけばいいのです。
通じない人に、通じさせようとするほど、効率の悪いこともありませんので。
まとめ
話がどうしても通じない相手というのは正直、どんな組織・コミュニティにも1人や2人くらいいます。
いちいちその人を嫌っていると、仕事が苦痛でしょうがなくなってしまいますね。
なので、職場は仕事をしに来ているのであって、豊かな人間関係を作りに来てるのはないと割り切って「ドライ」にとらえていくことが必要です。
もし、人間関係で体調が崩れてしまうくらいなのであれば、転職するしかありません。
転職を言い出しにくいのであれば、今は「退職代行」というサービスもあるので、そちらに代わりにやってもらうといいかもしれないです。
とくダネ・報道ステーションなどメディアで話題沸騰中!
「仕事を辞めたいけど会社に言い出しにくい・・・でももう限界だ・・・」
こんな時の頼れる味方が「退職代行サービス」です。
SARABAなら会社の人に会わずに郵送で退職できます。
さらに労働組合が運営しているので弁護士法違反の心配もなく、安心です。