せっかちな人っていますよね。
検索ワードで調べたところ「嫌われる」「疲れる」「仕事できる」「マイペースな人」という単語が、関連で出ます。
ということは、せっかちな人は「マイナスイメージ」とプラスイメージが混在しているということですね。
若干、マイナスイメージが優勢な気がします。
確かに言われてみると、せっかちな人がいると、「早くしなきゃ!!」とこっちまでプレッシャーになりますよね・・・。
- せっかちな人の心理って?
- せっかちな人はめんどくさい!!と思うのはなぜ?
- せっかちな人は仕事ができる!?
- せっかちな人は嫌われるのか
- せっかちな人への対処法
今回の記事では「せっかちな人」について、上記の内容でお届けします。
せっかちな人の心理とは?
せっかちな人は、なぜせっかちなのでしょうか?
結論からいうと「せっかちな方がその人にとってメリットがあるから」です。
これは、意識的でも無意識的にも作用していますので、本人が気づいていない場合もあります。
せっかちだと、過去に褒められてきたことなどがあります。
反対にせっかちでないと、怒られてきた(デメリットがあった)場合もこれに該当します。
詳しく解説していきます。
せっかちな自分に優越感・自分らしさを感じている。
まず、せっかちというのはわりと自覚しやすい特徴であります。
ですので、なぜせっかちになるのか?は自分でもわからなくても「そんな自分を肯定」している人は多いと思います。
反対にマイペースな人は「あの人、せっかちでなんか落ち着かない・もっとゆったりと仕事すればいいのに」とか思っています。
人間関係とは、そういうものでして「神経質な人」は「おおざっぱな人」をみて「雑すぎるわーーないわーーずぼらだわー」って思っています。
でも、「おおざっぱな人」から見た神経質な人は「いちいち細かいな~、小姑かよ、うぜーないわーー」って思っているんです。
つまりせっかちな人というのは、実は存在しないのですね。
相対比較になります。
ポイント
せっかちな人の中では「そのスピード感は普通」なのです。
ですから、もしかしてこの記事を読んでいるあなたは「マイペースにやりたい・余裕のある人」なのではないでしょうか。
そんなあなたは素敵だと思います。
それと同じで、せっかちな人も「せっかちで短気な自分かっけーー(素敵)」って思っている可能性がありますよね。
そんな自分の感覚が当たり前で普通だからです。
自分がせっかちなのではなくて「周りがのろい」と思っていることもあります。
さらには「のろのろしている人」を見下すこともあるかもしれません。
せっかちな人の生態とは?
せっかちな人は、「せっかちなことはいいこと(プラス)」だと思っている可能性があります。
- なんでも早い方がいいと思っている
- はっきり白黒つけたい性格(曖昧な状態が許せない)
- 不安がある
- 物事を精査し終わる前に動きたいので「早とちり」してしまうこともある
心理としては、こんな感じでしょうか。
せっかちなことにメリットを感じている場合、「物事は早い方がなんでもいい」と思っている場合がありますね。
LINEの返信も、早い方がいいとかですね。
他には「曖昧な状態であること」に耐える力が弱い人も、せっかちになりやすいです。
俗にいう「白黒思考」です。
白黒思考は、完璧主義の思考パターンと言われています。
とにかく早く判断したい無駄なことはしたくない、曖昧なことが嫌だという「合理的に偏っている」感じですかね。
これはいい面もありますが、デメリットもありますよね。
次には不安が隠れているので、とにかく早く済ませてしまいたいという気持ちになっている場合もあります。
不安というのは、「強く行動を促す」性質になります。
もし「トイレットペーパーやマスクが売り切れるかも(=明日は買えない)」って思ったら、今すぐに買いたくなるのが、不安の原理です。
つまり不安感を抱えている人も、「早くなんとかしたい」という切羽詰まった気持ちになりやすいために、「せっかちな思考や行動」をとってしまう可能性が、高くなるのですね。
せっかちな人は「ミスしやすい」
デメリットとしては、「せっかち」であるために、性急になりやすくて質が落ちるということでしょうか。
「トレードオフ」という考え方があります。
ゲームのキャラでも重装備をつけたら、素早さが下がりますね。
逆に素早さを重視したら、装備は軽くしなけれなならないので防御力や攻撃力が落ちます。
このように「質と速さ」のどっちも兼ねるというのは無理があるのです。
ポイント
せっかちな人は知らず知らずのうちに「質を落としているかもしれない」ということですね。
せっかちな人は、心理的に短気であることが多いので、視野が狭く決断を急ぐ可能性があります。
人は、心に余裕があったほうが、視野が広がるからです。
ですから、視野が狭くなる=見落とす可能性が高まる
ということです。
せっかちな人はめんどくさい!!嫌われる理由って?
(おっせーなって思われてそうな図)
せっかちな人の心理・生態がわかったところで「なぜせっかちな人はめんどくさいのか?」を紐解いていきましょう。
結論からいうと「うざい」からです(笑)
ごめんなさい。
私まいぴの完全な主観ですが、私は「せっかちな人」は苦手です。
なぜならば、私自身が、自分のペースを崩されたくない人間だからです。
自分ひとりで「心の中でせっかち」だったらいいのですよ。
そして、心の中で「速さを求めつつ」外に出さなければ別に構わないのです。
しかし、周りに「あの人ってせっかちだよね」と思われたら、その時点で負けです。
焦っているときに、それを外に出したら負けだと思っています。
焦っているときこそ、周りには「堂々とゆったり」と構えていなければなりません。
なぜかというと「焦り」=「急いでくれませんか?」というプレッシャーとして周りに移った時点で、「うざい」からです(笑)
自分の価値感を押し付けていると思われかねないからですね。
ですので、「せっかちな感じ」というのは心の中ではあっていいのですが、外に漏れてはいけないのです。
(完全な持論です)
周りの人が焦るからです。
私はヒマな主婦なので、ゆっくり~とした気分でふだん買い物しているんですね。
しかし、こんなことがありました。
某ドラッグストアの店員さんがレジで手慣れているせいか、「お釣りの受け渡しとかきびきびしていた」んです。
でも、キビキビを通り越して、なんというか。
がちゃがちゃ!!
ばたんばたん!!
みたいにレジを開け閉めしていました。
速いんですよ、ものすごく手際はいいんですが・・・
なんか圧を感じました。
「はっ・・はやくお金出さなきゃ・・・」みたいな感じになりますので。
なんかわかりませんが、こっちまで「急かされている気分」が負荷を感じていやなのですね。
だから苦手です。
まあ、空気を読まずに普通の速さでお金を渡しますけど。
(私の動作ってあまりキビキビしていないのです。)
余談ですが、実は「上品さ」というのは音をいかに立てないか?になります。
どんなにキレイで美しい動作ができていても、音を出して忙しなく見えた時点で、もう上品さのかけらもなくなります。
私は、せっかちな人ってドアなどもバーンってフルフラットで閉めるので苦手です。
手で押さえて音を極力出さないように閉めますよね。
家ではしませんけどね。
長くなりましたが、要するにせっかちな人と対峙すると「あ、こっちも早くしなくちゃ!!」って思ってしまうんです。
しなくてもいいんですよ。
いいんですが、相手はそれをすごくアピールしてきているわけですので・・・(苦笑)
「せっかち」というのは、人に見せるものではないと思います。
人間関係の場では、いかに相手のリソースや心理に悪影響を与えないか?が重要だと思うんですね。
私が、空気感を感じ取りやすいので・・・そういうのを醸し出している人が苦手なのです。
だから自分が嫌なことは相手にはしないってことで、自他の心理が乱されないのが人間関係で一番重要視していることですね。
やっぱり「何も気にしてませんよ~」「私、波のない海のように平穏ですよ~」っていう精神状態が、最強だと思っているので。
せっかちな人は仕事ができるのか?
せっかちな人は、前述したように視野が狭くなります。
早く結論を出すということは、少ない情報で白黒つけるということです。
それに、せっかちな人=(時間の流れが忙しない・早い)ということですから、「短時間で見渡せる視野」はたかがしれています。
一瞬で視野を広く見通して、判断もできたとしたら、それはすごいことです。
そういう人は速さと質がともなっているので、仕事も早く質が高いまま仕上げてくるでしょう。
しかし、それはせっかちな人ではなくて、元々のパフォーマンスのレベルが高い人なのです。
せっかちな人とは違っています。
その人の中では普通のスピード感なのです。
そういう意味では、せっかちな人が仕事ができるというのは稀なことだと思います。
少ない情報で、的確に決断を「ビシバシ」できるには、かなりの判断力と経験則がいります。
そして、経験知がたまっていくたびに、一般的には「忙しなさ」は消えて、余裕が出ていくはずなのです。
つまりせっかちな人を見かけたら、私まいぴは「あ、役職の人ではないな・・・新人かな」と感じてしまうのです。
つまりせっかちな人というのは、素人感が出てしまいます。
仕事ができると思わせたかったら、せっかちさの反対の印象を与えるのがいいですね。
「なんか余裕そうだな・・」っていう感じです。
実際に余裕がない人はミスしてしまいやすいですからね。
せっかちな人への対処法って?
せっかちな人がいる場合の対処法
せっかちな人にはどうやって対処したらいいんでしょうか。
基本は3つです。
- 気にしない
- 見守る
- 必要に応じて気づきを与える声掛けをする
下に行くにつれて、レベルがあがっていきます。
ですから、同僚とかの場合は「気にしない」だけでいいのです。
相手のやり方と自分のやり方やペースは違います。
抱えている仕事だって違うこともありますし。
なんかどうにかしてやろうと思うのであれば、「見守る」に移行します。
この状態では何もしていないように見えますが、注意を向けているので「せっかちな人へ気づくこと」があると思います。
例えば「ん?あんなに早く動いているけど、先方にこれを確認はすんでいるんだろうか。これをするための下地はそろっているのだろうか。」などです。
それを言わないで、ただシンプルに「気づいて心にとどめておく」のが、「見守る」というフェーズです。
実は、私はこのフェーズ推しです。
私は人に何かを教えられるような立場ではないのですが、一応、人の親です。
ですから、このフェーズをすっとばしてしまうと、気づいた瞬間に「そんな風にしたら〇〇だよね!!」とか言ってしまうので、かなり意識する必要があるのです。
上司でも、気づいたらすぐに言葉に出す人がいます。
相手にとって何が必要なのか?本当にこれが必要なのか?とか、判断する前に「これはやったのか!!」とかいきなり自分の考えを押し付ける人もいますよね。
せっかちな人というのも、前述したように本人にとっては「自分らしさ」なのです。
ですからいきなり「もう少しうんぬんかんぬん・・・」言っても、人が変わることはありません、ムダです。
だから、この3ステップを守って基本的には放置プレイでいいのです。
同僚・友人だと放置プレイでいいのですが、上司だとせっかちな性格で自爆したことが、責任として降りかかってきます。
その場合は、気づきを与えるような声掛けをしていくことで対処していきましょう。
自分がせっかちな人の場合【直し方とは?】
さて、自分自身がせっかちな人の場合はどうやってなおしたらいいのでしょうか?
私は、別に直す必要はないと思っています。
「せっかち」が、その人らしさにつながっているからです。
実はせっかちというのは、どちらかというとマイナスイメージの表現になっているに過ぎないだけであって、探せばよい面もあるからですね。
持っている性格は同じでも、出し方・見せ方ひとつで「いい面にも悪い面にもなりえる」というのが持論です。
せっかちだから直さなきゃ!!っていうのはないのです。
例えば、言い方ひとつで同じことを言っていても、印象は変わりますよね。
- てきぱきとすぐに仕事に取りかかることができる
- 考えなしに行動する
これは、どちらの同じ性質を言っています。
だって時と場所・人によって「せっかちが適切な場合」もあれば「不適切」な場合もあるからです。
毎回、状況に応じて、性格を変えるなんてそんな無意味なことはしなくていいのです。
状況で「見せ方・出し方」を変えよう
ただ、せっかちな自分は直さなくていいけれど、「せっかちの出し方」は変える必要があります。
めんどうかもしれませんが、その「せっかち」という性格のメリットとデメリットをノートに書き出してみてください。
- 目的地にたどり着くのが早い
- スピード感がある
- 時間が短縮できる
せっかちな人は「短気」に見えますが、疾走感とスピード感を追求して見せるようにすれば「行動力が尋常じゃない感」を出すことができます。
これを書いていて思ったんですが、ベンチャー企業とかを立ち上げる若い経営者も、どちらかというと短気の部類だと思います。
そういう人は、自分の「せっかち感」のプラス面だけ出ている人なんだと思います。
私の仕事できる人のイメージは、準備しないで6割わかったら、もうやってしまう感じですね。
というか、やりたくなるはずなんですよ、
だって、わかったんだから「よし、やってみるかー」ってなります。
とりあえず、6割くらいの理解ではじめて、走りながら勉強していく感じですよね。
だって、やってみないとよくわからないので・・・・
行動してから問題に必ずぶち当たるのですが、それも実際にやっていないと壁にはぶち当たらないようになっています。
私のこのブログ開設時も、面接に落ちたその日には、すでに誰かに雇ってもらうのをあきらめて、ブログ開設していました。
そのためには、せっかちな自分を受け入れて、早く行動したい気持ちや結論を出したい気持ちについて「周りにイライラしないこと」です。
メリットだけを活かすようにしましょう。
せっかちなデメリットが、外に表現されてしまうと「人望を失う」「嫌われる・疎まれる・うざがられる」「ミスが多い」「後先考えない」「きつい・怖い」などの人間関係においてマイナス面が、強まってしまいます。
まとめ
人には。必ず長所と短所があります。
それは長所は長所で、短所は短所とわけられるものではありません。
ある人(や状況)から見たら、短所になったり長所になるだけなのです。
ですので、せっかちであることを変える必要はないのです。
大事なのは、自分の持っているものをどうやって活かすか?です。
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