大人しいけど、気が強い人っていますよね。
「え?そんなズバッと言うんだ?」
「大人しく見えてやること大胆だよね~」
みたいな感じです。
私の勝手なイメージでは「牧野つくし」です。
人は、外側からの「見た目」「雰囲気」によって、勝手に印象を持つ生き物です。
強そうで強い人の場合はびっくりしません。
人はギャップが強いほど驚きも大きくなるのです。
大人しいけど気が強いというのは「大人しそうなのは見た目だけだった」という意味でもありますね。
この記事では、大人しいけど気が強い人の特徴10つを紹介します。
大人しいけど気が強い人の特徴13個
まず、大前提として「気が強い」というのは自我と意志の強さが強ければ強いほど「気は強く」なります。
そして、2番目の要素として「他人の影響の受けにくさ」が関わってきます。
気の強さを決めてるもの
□自分をしっかり持っているか?
□他人と自分の区別をつけられるか?
ざっくりといってしまうと自分をしっかりと持っていて、なおかつ、人からの影響を受けにくい人物である場合に、気が最大化します。
自分の意見はしっかりと持っているけれど、他人からの意見に不安になってしまうと、気が弱くなってしまうのです。
そして、大人しいというのは「内向的」であることを意味します。
内向的な人は、外に興味が向かいにくいのです。
そのため、外側に自分を出していくことをあまり好みません。
外側に自分を出すというのは「我を張る」ということです。
これは「自我を出す」ということです。
小さな3歳くらいの子どものイヤイヤ期のように「自分が自分が」というのが自我のはじまりです。
注意ポイント
自我が強くて、外に出すのは、「ただのイヤイヤ期(幼児性)」のような未熟な自我となりますので、区別するようにしましょう。
その結果、「大人しそうに見える」という現象が起きます。
ポイント
内向的×自分を持ってる×他人の影響を無効化できる
この3点が揃っている人が、気を強く発することができます。
大人しいけど気が強い人の要素13個を詳しく解説していきます。
①他人への興味が薄い
大人しいけど気が強い人は、基本的に他人への興味が低いです。
なぜかというと、「気の強さ」というのは、自分への集中によって高まるからです。
- 明日のオーディションで自分はしっかりできるはず
- 明日は3万人のまえでライブだ
- 告白成功するぞ
このように、自分自身にベクトルを向けて気を高めることで、気は強くなっていくのです。
これは凝縮によってエネルギーが高まる仕組みに似ています。
他人に、そのエネルギー=気を使ってしまうと、そのぶん自分のエネルギーは散漫になってしまいます。
ですから、気が強い人というのは「自分のエネルギーを余計に使わない」ようにしています。
大人しいけど気が強い人は、大人しいいからこそ気が強いということでして、内向的な人が多く、寡黙で、集中力が高いという特徴があります。
これはセットのようなものでして、「大人しいからこそ、気が強くなる」という因果関係がつくられているということです。
②ブレない自己を確立してる(自分軸である)
いくら内向的であって、他人にエネルギーを使わずに済む人でも「自分軸がない」人は気が弱くなります。
なぜならば、自分軸とは「他人からどう思われるか?」という基準ではなく、「自分の価値観」を基に行動するということだからです。
他人の考え・価値観が入り込む余地がないということです。
これが、他人軸で考えている場合、「ちょっと指摘されただけ」で、自分は正しいんだろか・・・と不安なってしまったりします。
誰が何と言おうと、自分がいいと思ったんだから、これでいいんだ。と思える人が自分軸が強い人です。
よって、自分軸が強い人は人からの影響を受けにくいので、自分の意見や考えといったものに「エネルギー(気)」を向けたまま保つことができるので、気が強く見えるのですね。
③直感を信じている
気が強いということは、「何かを信じている・信頼している」ということです。
例えば、子どもが「だって、お母さんがそういったもん!!嘘なんてつかないもん!!」と言い張る子どもの気のエネルギーが強いのは想像に難くありません。
それは、「信じているもの」があるからなのです。
- データや法律・科学的根拠
- 事実
- 自分の体験から得た経験則
- 信頼感
- 神
このようなものが、「信じるもの」の種類としてあげられます。
大人しいけど気が強い人は、「何かしらの信じられるもの」があるはずです。
本来、一番気が強くなる要素としては「自分を信じること」です。
特に直感を信じている人は、自分の脳そのものを信じているわけですから、気も最大化することができます。
④思考優位である
直感を信じてる人も気が強いのですが、大人しいけど気が強い人の中には「データや法律」というものを信じているがために自己主張が強くなる人がいます。
この場合は、感覚や感情をベースにしていません。
「冷たくて機械的×気が強い」といった印象を相手に与えます。
これに自分なりの解釈や価値観などが加わると、信じている強さに応じて「気が強そう」という感じになります、
冷静で大人しいけど、論理的に決断したり、感情を配さずに合理的に判断したりできるといったイメージです。
⑤自他の区別が明確である
大人しいけど気が強い人は自他の区別がついています。
なぜかというと、前述したように「自分のエネルギーを他人によって左右されてしまう」ことが、一番気が下がるからです。
「他人はこういっているけれど、私はこう思う」ということを強く胸に秘めて貫ける人が気が強い人です。
そのときの余計な反論をしたりするのではなくて、あくまでも「人は人。自分は自分」と割り切って穏やかに区別できる人のことです。
⑥争いを好まない=ムダだと理解している
大人しいけど気が強い人というのは、「争いを好まない平和主義者」であることが多いです。
自己主張をしまくって、誰かを論破しようとして、むやみやたらに「気の強さ」を発揮している人がいます。
Twitterなどで多いです。
これは大人しいけど気が強い人ではなくて、ただの「自我を認めてほしい欲求が強い人」なだけです。
本当に大人しいけど気が強い人は、「人の意見や考えを変えられない」ことをわかっているし、自分は自分、人は人、と区別ができているので余計な争いをする必要はないとおもっています。
⑦メタ認知が高い
大人しいけど気が強い人は、メタ認知が強い傾向があります。
メタ認知の定義は、「認知していることを認知することです。つまり、人が認知するに至ったきっかけから結果に至るまでのすべてのことを、自分自身で把握するということです。
(メタ認知とは?より)
メタ認知とはざっくりいうと「俯瞰的に自分を見れる能力」ということになります。
自分のことを把握する力なので、これが高ければ高い人ほど「自制心・自己コントロール力」が高くなるのです。
大人しいけど気が強い人は、自分の価値観を自分自身でよく理解して信じている人になります。
自分を知ることには、メタ認知が必要です。
自分をよくわかっているからこそ、気を強く持つことができます。
人は「自分自身のことをよくわかってないのに、自分を信じること」は難しいからですね。
これは私にはできないんです、と断ることすら、「自分はこれはできないということをわかってる人」は、強くしっかりと断ることができます。
これも「ノー」と言える気の強さです。
イエスという気の強さは誰でも「正論」でゴリ押しができることもあります。
しかし、「できない・わからない・むりです」といった後ろ向きなことは、自分をよくわかっている自信があるからこそ、打ち出せるものなのですね。
⑧自制心が強い
大人しいけど気が強い人は自制心が強い人である可能性が高いです。
なぜかというと、自制心が強いからこそ「大人しい」という表層を保っていられるからです。
これが気が強い人だけの場合、わがままに好き勝手に自分の意見を言う人ということになって、それは「大人しい人」とはいえないからです。
自制心があることで「大人しい」という部分が構成されています。
自制心も「メタ認知能力」が高い人が高くなります。
⑨集中力が高い
大人しいけど気が強いというのは、集中力が高いということです。
どちらかというと、気(エネルギー)の出し方としては「一点集中」の形態をとります。
それは、一重に自分自身に気を向けて維持してきた賜物であって、内向的に気を集中できることで、爆発的な勢いの「気の強さ」を発揮できるからです。
強さというのは、鋭角なのです。
一点に集中して気を発するから「強くなる」のですね。
獲物を俯瞰で見ている鷹が、獲物を捕らえるときのように「狙いを定めるような」集中力を発揮することができます。
大人しいというのは、「普段はサーチングしているだけ」ということでもあります。
サーチングというのは、拡散的な注意を張り巡らせているだけということです。
四六時中、ガウガウ吠えている犬よりも、普段は大人しく気配を窺っていて(大人しい)いきなり噛みつくほうが(集中力)気が強くなるのです。
⑩譲れない価値観を持ってる
気が強いけれど大人しい人は、譲れない価値観を持っています。
誰でも、譲れないものというのはあると思います。
しかし、気が強いけど大人しい人はそれが人一倍強いと思います。
時に頑固に見えてしまうかもしれませんが、「ブレない軸」というその人なり信念に基づいているだけに過ぎません。
⑪自分の課題を理解してる(他人の問題を分けれる)
自分の課題を他人の課題を分けられる人も、大人しいけど気が強い人の特徴になります。
大人しいというよりも、穏やかな人に見えるかもしれませんね。
相手の課題と自分の課題をわけるというのは、アドラー心理学の言葉です。
例えば、相手がイライラしていることは「相手の問題」です。
だから、あなたが「私が何かしてしまったんだろうか?」と思うことは相手の課題を抱えてしまっているということになります。
このように「他人の課題を背負ってしまう・自分の課題にしてしまう人」というのは、気が弱くなってしまうのです。
なぜならば、相手からの影響を強く受けやすくなってしまうからです。
相手からの影響を受けるというのは、自分軸ではないということですから、気の弱さにつながります。
よって、自分と他人の課題をしっかりと区別できる人は、大人しいけど気が強い人ということになります。
我関せずと言った感じでスルーができるような人ですね。
⑫協調性が低い
大人しいけど気が強い人は、協調性が低いです。
協調性とは、文字通り、他人に合わせようとすることです。
人に合わせようとすると、前述したように「気を使う(外にエネルギーを分散する)」ので、自分の気が減ってしまいます。
自分の気を相手のために使うということは、自分の気力を相手に分散しているということなのです。
協調性が高い人は、相手にあわせまくっているということですから、おのずと自分軸が弱くなります。
物理的にも、エネルギーの分散が起きるので、自分への気を高めておくことが難しくなります。
協調性が低い人のほうが、自己主張が強くて、マイペースであるという理論になります。
大人しいけど気が強い人【もどき】に注意(気が弱いことを隠す人)
大人しいけど、気が強い人に見せかけて「本当に気が弱い」という場合もあります。
この場合、中身の気(内面のエネルギー=存在エネルギー)が、強いのではなくて、本当は弱いために逆に強いエネルギーをまとって見せているということです。
- 弱い➝強くみせようとする
- 強い➝弱くみせようとする(省エネ)
こんな感じです。
アリを始末するのに、全力で踏みつける人っていません。
なので、本来、「気が強い人」というのは、その自信の絶対的なエネルギーの強さを自覚しています。
だから、それを日常生活では出すのはナンセンスですから、「抑えて」います。
しかし、大人しそうに見えて気が強く見える人の中には、「弱い自我を隠すためにあえて強くみせている」人もいるってことです。
この場合は、本来は、気が弱い人です。
気が弱いがために、むしろ「気が強くなってしまう」という真逆の現象が起きます。
これは、「本当に気が強い(=自分軸や芯がある)のか?」「本当は弱いので強く見せているのか?」を区別して見極める必要があることに注意してください。
まとめ
大人しそうに見えて気が強いというのは、人は見かけで判断してはいけないという典型例です。
そうはいっても、見かけなど目でわかる以外を見極めるのは、感覚や直感になります。
直感は、磨くことで、鍛えられるので、色々な人間と付き合って観察力を磨いていくといいでしょう。
それによって、雰囲気・発言・行動などで、だいたいの人物像が特定できるようになってきます。
直感は運がいい人も信じている傾向にあるので、鍛えてみるのもおすすめです。