真面目ってポジティブな印象を与える言葉ですよね。
基本的には長所として使われることが多いこの言葉。
しかし、度がすぎる「真面目」は、時に短所となってしまうことがあります。
「真面目だね~」と他人から言われた場合は、皮肉のことすらあります。
ルールをしっかりと守るのはいいことなのですが、「杓子定規」なやり方は、融通の利かなさ・応用力の無さとして、仕事や人間関係においてマイナスの要素となってくることもあります。
今回の記事では「真面目すぎると何が問題なのか?」また、真面目過ぎる人に身に着けてほしいことを解説します。
アスペルガー症候群や発達障害の傾向のある人にも、おすすめの記事となっております。
▶真面目系クズの生態って?元真面目系クズの私が解説!!【自覚あるの?】治し方は?
【短所】真面目すぎると周りに言われる!!【そもそも真面目な人とは?】
そもそも、真面目すぎるってなんでしょうか?
真面目というのは、基本的には長所でありいい言葉です。
誰でも不真面目よりは、真面目なほうが物事に誠実に向き合っていると思われるからですね。
しかし、「真面目すぎる」と人間関係においてそれが「短所」になって出てきてしまうこともあります。
- ちょっとのミスも許さない
- いちいちうるさい
- 細かい
- 臨機応変さがない
- 自他に厳しい
真面目すぎる人は、このようなイメージを持たれやすいです。
詳しく解説していきます。
参考:真面目だけど、中身はクズっぽい人は「真面目系クズ」なので興味のある人は読んでね!
真面目すぎると「うざい?」
真面目すぎる人というのは、「物事や発言や行動」などを適度な距離感で考えることができない人といえます。
つまり「真に受けやすい」ということでもありますね。
真面目か!!というツッコミにもありますように「冗談で言ったこともいちいち突っかかってくる」と、人生が固くて面白みのないものになってしまいます。
さらに、相手の「発言の度合い」。
つまり、「軽い気持ち・深刻度・重要度」の塩梅・匙加減の空気が読めないということですので、相手との熱量に差が生まれてしまいます。
ちょっとなんとなく言ったことを「それっておかしくない?これはこうでああでこうですよね?」と言ってきたらうざいですよね。
真面目すぎると、相手の熱量(それにかける重要度)を無視してくるのがうざいと思われる原因となるのです。
真面目すぎると他人を「疲れさせる?!」
相手の熱量の度合いを読めないということで、真面目すぎる人は「周りを疲れさせる」原因となることがあります。
- 相手の「熱意・深刻度」が読めないので100%で押し付けてくる
- いちいち干渉してくる
- 少しのミスも許せない
- 考えなくてもいいことをいちいち考える
- 重要度のつけ方がおかしいので本人もムダなことをしてる(気づいてない)
このようなことを自分でしている本人はいいかもしれませんが、細かすぎるというのは誰だって疲れてしまいます。
真面目すぎて「めんどくさい!!」
真面目すぎる人は、他人からめんどくさがられます。
当たり前ですが「やらなくてもよさそうなことをいちいち細かくいってくる」「相手の熱量を考慮しない」という点が、すでにうざいし、めんどくさすぎます。
特に、私は熱量がはかれないのが大問題だと思うんですね。
真面目すぎる人は、例えば恋人同士になっても、「めんどくさい」と思うんですよ。
例えば「恋人なんだから毎日メールするのが当たり前でしょ?」みたいなものがあったとしたら、それだけでもはや面倒です。
真面目すぎる人というのは、「真面目」を通り過ぎて、マイルールをすべての世界の中心においているようなもの。
この世の中が「これが普通でしょ?」を押し付けてくるので面倒くさいことになるのです。
真面目すぎる人は仕事ができない?
真面目すぎる人は、なぜ仕事ができないと言われるのでしょうか?
まず、真面目というのは「判断がルールや規則」であることが多いです。
そして「相手の熱量」がわからないという最大の欠点があります。
- 突発的なことに対応できない(融通が利かない)
- こだわりが強い
- 正義を振りかざす
- 柔軟性がない
- 物事への「熱量」がわからないので「ムダなことに時間をかけたりしてる」
真面目すぎる人というのは、人間関係においては「嫌われる」だけで済みます。
しかし、仕事となるとさらに裏目に出ることがあります。
熱量がわからないので、「資料のサイズ・デザイン・誤字などに100%の力を注いだり」
そんなにこだわらなくてもいいことを、「きちんと真面目に」やりすぎて、重要なタスクがなかなか終わらないということにもなりかねません。
つまり、手を抜くべきところとエネルギー注ぐべきところがわからないのですね。
それは、仕事において「時間配分や重要度を振り分ける」という点において致命的になりますので、仕事ができない人と言われてしまうことになります。
さらには職場の人間関係においても「うざい・めんどくさい人」と思われるので、孤立していきます。
仕事は、たった1人で完了するというのは、職種が限られてきます。
私も、真面目過ぎるところがありますので、思うのですが、真面目すぎる人は「うまくいく職種」がわりと限られてきます。
- チームワークが重要な職種についてる👉転職してください
- お客の気持ちを汲み取る職種👉転職してください
- 毎回、判断が求められる流動的で変化の激しい職場👉転職してください
こんな感じです。
逆に、真面目すぎる人におすすめなのは以下のような職種です。
真面目すぎる人におすすめ
- 公務員・事務・お役所関係
- 大企業の固い職種(理系など)
- 医療関係
- 医士
- 弁護士・公認会計士・司法書士などの士業
これらの職業ならば、基本的にガイドラインというのが設定されている可能性が高いです。
顧客や状況によって「臨機応変に変えてはいけない(つまり柔軟性のない職業=柔軟性を必要としない)があっています。
例えば、医者というのは政府の医療機関をガイドラインの元に提供している福祉サービスですから、「患者によって臨機応変に診断を変える」ということはありません。
どにの病院にいってもそれなりに「再現性の高い」(=柔軟性の低い)比較的にマニュアル的な診断名と治療の進め方を提供してもらえるはず。
つまり感情や熱量などに左右されずに、決められたことを「再現していく」「ルールやマニュアルが強い」職場は真面目すぎる人にむいているといえます。
逆に「真面目すぎる人」の融通の利かなさが、長所になってあらわれてくるのが、上記の職種なのですね。
ポイント
ですから、世間では嫌われるかもですが、真面目すぎる人は「職種を変えれば」仕事ができる人になれる可能性があります。
真面目すぎる人に身に着けてほしいこと3つ【嫌われない】
そうはいっても「嫌われたくない」どうやったら、真面目すぎる性格をなおしていけるの?と悩んでいる人もいるかもしれません。
真面目すぎる人というのは、そもそも論として「自分が真面目であること」に気づいていなかったりします。
むしろ「ルールを守らない周り」が不真面目であって、私は普通のことしてるだけだと思っていることもあります。
ここが厄介なところでして、真面目過ぎる人というのは極端な考えなのです。
守らない人がいることが許せなかったり、「私はちゃんと守っているのに!!」みたいな心理もあります。
ですから、もしあなたが「私は嫌われている気がする」「真面目過ぎる」と言われていた場合、気づけているということです。
つまり、「真面目すぎる性格」から、持っていないスキルを身に着けるチャンスということでもあります。
元々、真面目すぎるというのは正確の偏りなだけですので、反対の方向性の資質を身に着けることができれば、短所が漸減しますので
長所が何倍にも研ぎ澄まされるということでもあるのです。
①人に価値感を押し付けない【ルール厨にならない】
真面目すぎる人は価値観を人に押し付けてしまうことがあります。
マスク警察などもその典型です。
自分が「正義」だと思っていますから、周りのルールを守れていない人を裁きたくなるのです。
しかし、あくまでも「自分の中でルール」なだけでありますから、それを他の人に守らせようとするのは「価値感の強要」になってしまいます。
人というのは、誰でも自由意志がありますので、このような「マイルールを押し付けてくる人」はとても嫌われますね。
大事なのは「相手と自分の考え方は違う」ということをしっかりと認識することです。
②色々な側面から物事を見る【正解は1つだけじゃない】
(視野が狭いと見えなくなりやすいですよね)
真面目すぎる人は、物事を「1つの側面」でしか見れてないことが多いです。
そして、自分の考えかたが唯一の正解だと思い込んでいることがあります。
つまり近視眼的になっているといえるでしょう。
もう少し、視野を広くもって様々な側面から物事を見てみる癖をつけることをおすすめします。
③完璧主義は卒業する
完璧主義であることも、「真面目すぎる人」のいち要素となっていることがあります。
「融通の利かなさ」「例外を認めない」「完全さ」というのは、繰り返しますがある種の職業においてはプラスになるのです。
しかし、世間一般でみますと、「完全に白黒つかない」ことの方が圧倒的に多いです。
そのたびに、不完全を受け入れられず白黒つけていたら、かなりストレスフルな人生になってしまいます。
そして、完全な状態というのは基本的に存在しません。
それでも完全主義の人は「物事や他者」に対して無理やり白黒をつけようとするので、周りから人が去りやすくなってしまいます。
この思考を緩和させられれば、かなり生きやすくなるのでおすすめです。
まとめ
真面目すぎる人は、本来は悪気があるわけではありません。
ただルールをしっかりと守っているだけにすぎません。
それもある意味、学校教育の功罪とも言えるくらいのものです。
社会と学校で使うスキルの落差が大きすぎるのですね。
むしろ、学校で教わってきたことと真逆の価値感だったりもしますので、3年くらい社会に出てようやく「社会ってこういうもの」というのがわかってきたりりします。
しかし、それに至るまでに、仕事や人間関係でつまずいてしまう人も多いと思います。
今後の記事も人間関係のコツなどどんどんアップしていきますので、お楽しみに。