育ちがいい人という言葉があります。
家柄がいいという意味で使われる言葉ではなく、「人の育ってきた環境」として使われますね。
つまり「あの人って育ちが悪いよね」といった場合、暗に人間としての品格が低いといわれているようなものなのですね。
人の育ちというのは、見えるものではないのですが「にじみ出る」雰囲気のようなものなのですね。
ですから「育ちがいい」というのは、にじみ出る人としての品格うんぬんが高いですねという意味になるのです。
これは後天的に身に着けることができます。
ですからお金持ちに生まれていないから、育ちは良くないとかそういうことではありません。
人としての教養やマナー・品格というのは、努力しだいで後天的に身に着けることができます。
それによって周囲に「育ちがよさそうだ」と思ってもらうことができます。
今回の記事では育ちが良い人の特徴を紹介します。
育ちがいい人の特徴7つ【*随時更新します】
育ちがいい人がしないこととは?
育ちがいい人の特徴と聞くと、あなたは何が思い浮かびますか?
こういう難しい問いには「反対」を考えればわかりますね。
「育ちが悪いな~」って思うことのほうが、人間社会では多いですよね?
あの人の所作が素敵!!きっとお育ちがいいのね!って思うシチュエーションってなかなか無いと思います。
あなたが、育ちが悪いな・・・って思うことの反対をすればいいのです。
- 下品である(テーブルマナー・言葉遣いが悪い)
- 挨拶できない
- 一般常識がない
- 愚痴・悪口ばかり言っている
- 身だしなみに気をつかってない
- TPOをわきまえない
(参考)【100人に聞いてみた】育ちが悪いと思われる人の特徴とは?上手な付き合い方についてもご紹介
それは、他人への配慮ができない人であるということ。
ポイント
つまり、育ちのいい人がしないことは「他人への配慮に欠く行動」ということになります。
それを踏まえて、まいぴが考える「育ちのいいひとの特徴」を紹介します。
①人に感謝できる
まずは、人に感謝できることです。
「ありがとう」と「ごめんなさい」は、社会人として当然のマナーです。
いくらできても「育ちがいいわね~」とはなりませんので除外します。
それではマナーとはいえ、敷居が低すぎますからね。
それを一歩超えて、ここは育ちの良さを見せつけるには「感謝」でいきましょう。
- 直筆で感謝のメッセージカードを送れる人
- 相手の誕生日や好きなモノを覚えててプレゼントができる人
感謝は実は相手を観察していないとできなかったりします。
いえ、感謝は観察していなくてもできるのです。
しかし、相手に「感謝の気持ちを伝える」のは、観察力がいるのです。
つまり、自分ではなくて周りをしっかりと配慮できるという点が、「育ちの良さ」の現れです。
ということは独りよがりの感謝ではなくて、相手にどうやったら気持ちが伝わるか?まで配慮できてこそ。
それが本来の「育ちの良さ」を感じさせるといってもいいでしょう。
次いきましょう。
②許容範囲が広い(おおらかである)
次は許容範囲が広いです。
これは、「器の大きさ」「人としての度量」などをあらわします。
私には、育ちがいい人が「小さいことで重箱の隅をつついてくる」想像ができません。
やはり本当に育ちのいいひとは、余裕のある家庭で余裕のある接し方をされていることでしょう。
ということは小さいことであらさがしをするようなことはしない視点を持っているということ。
穏やかで海のように広い心を持っていることでしょう。
③言葉づかいがキレイ
言葉遣いがキレイなのも、育ちがいい人の特徴です。
なぜならば、私達人間は、言葉を通じて意思疎通をする生き物だからですね。
つまり相手への配慮という点において、乱暴だったり聞いていて不快にさせるような言葉遣いをしている人は育ちがいい人にはなれません。
これは過剰に丁寧な言葉を使わなければならないということではありません。
私は住宅メーカーの研究職をしていました。
そこで、2年目か3年目に、青山学院の女性が入ってきたんですね。
で、お嬢様なのかな~?と思っていましたが、普通に笑うし、普通に流行りの言葉とかいってました。
ですが、やっぱり品はありましたね。
ですから言葉遣いだけを綺麗にしてもいいのですが、身についている習慣や仕草・声のトーン・しゃべり方なんかの方が大事だと思いますね。
逆にいうと「ちょっとフランクな話し方」をしても、品があれば育ちの良さは維持できるということです。
あとは間ですね。
一方的にしゃべらずに、相手の言葉をしっかりと聞いてから答えましょう。
④素直である
育ちがいい人は素直であると私は思っています。
素直とは「ひねくれたり・僻み」などがなくて、純粋に受け止めるさまです。
育ちがいい人は、深読みをしたり、疑心暗鬼になって、斜に構えたものの見方をしません。
私は、高学歴の人と仕事をしたり、他の企業(キーエンス・島津製作所、日立製作所)の人とよくお会いしたことがあります。
(注意:私は高学歴ではないです)
その人たちと、普通の一般企業にも就職したことがあるので比較できます。
結論、全然、持っている雰囲気が違いました。
私は高学歴の人の方の雰囲気に慣れてしまっていたので、中小企業の正社員の「仕事の仕方・同僚への接し方など」にドン引きしてしまって馴染めませんでした。
高学歴=育ちがいいというのは、ちょっと乱暴ですが、その方たちの持っている雰囲気と中小企業の人たちの雰囲気はあきらかに違っています。
体験談ですが、中小企業に勤めたとき、一緒に仕事した人達は「お客さんの悪口を言う」「休憩中にタバコ吸ってガハガハ笑う」とか、女性がたくさんいました。
その人達の話を聞いていて、(観察していて)わかったのです。
なんというか客や上司への文句や不平不満が多いのはもちろんのこと、「ひねくれていて、人を素直に見れていない」のです。
魂胆があるとか、裏があるのでは?とかすぐに疑ったり。
注意されても、人のせいにしたり、素直さのかけらもありませんでした。
雰囲気がもう違うんですね。
一応、上場してるホームセンターの大手企業?でだったので、驚きました。
「なんでそんなにねじ曲がったモノの見方するんだろう」って思いましたね。
逆に私が「お客さんにまた来たいって思うような接客したい」って言ったら、笑われて。
「そんなんじゃやっていけないよ~」
「客なんて心の中でうざいんだよ!!ジジイ!!くらいでいいんだよ」って言われました。
大企業のときは、そんな人、1人もいなかったんです。
そんな雰囲気の職場ではない。
これが、「育ちの違いなのかな」って密かに思いましたね。
⑥小さなことを大切にできる
育ちのいいひとの特徴は「小さなことを大切にできる」です。
丁寧に生きていると言い換えてもいいと思います。
なんというか、丁寧に生きている人を見ると育ちの良さを感じませんか?
- お弁当持参してる
- 字が書きなぐってなくて丁寧である
- 靴をちゃんと揃える
こんな感じで、丁寧なイメージです。
これは日常の小さいことを大事にできているからだと思います。
逆に育ちの悪い人ほど、小さいことをおろそかにしているのではないかな?と推察します。
一発逆転とか、すぐに成功したい、一山当てるとか。
育ちの悪い人は、小さなことには目もくれない。
日常の積み重ねをおろそかにしていくことで、継続できないから成功しないのだと思うのです。
育ちの良さは「丁寧さ」に現れるのです。
⑦出す音を最小限にする
育ちの良い人は、「いかに音を最小限にできるか」が身についてる人だと思います。
これは品の良さと通じてきます。
- ドアは手を添えてドアノブを回してから戻す
- ドタバタ歩かない
- バーンってものを投げない
とにかく、自分が出す音をなるべく小さくするように心がけましょう。
これだけで、「周りへの配慮」ができる人だと思われます。
というか、「おっ周りへの配慮ができているな」とは自覚して周囲は思いません(笑)
無意識レベルで「上品だ=育ちがよい」となります。
すり足とかと同じ原理です。
まとめ
育ちが悪いよりは、いいと思ってもらえたほうが何かと人生でメリットがありますね。
就職もそうですが、特に恋愛関係などでは人としての魅力が高いほうがモテます。
後天的に身に着けられるものですから、ぜひ育ちのいいひと側になるために、今日から意識してみてはいかがでしょうか。